TZR純正三国18Φキャブレターの説明及び分解


キャブレターはガソリンと空気を混ぜエンジンに供給するパーツです。
キャブセッティングとは、それぞれのアクセル開度でのガソリンと空気との混合比率を変更し、
最適な要求量に設定する事です。

用語
薄い=空気とガソリンの比率で、空気の方が多い状態
濃い=上の逆(笑)

外形

エアクリーナー側から

左側に突き出ているのがチョーク
これを引くことによりガスが濃い状態になりエンジンの始動を容易にする事が出来る。

主に冬の始動時などエンジンが冷えているときに使用する。
あくまで始動が困難な場合に使う物であり、エンジンが冷えていてもチョークを使わずに始動出来る場合は使う必要はない。

暖気後エンジン回転が安定したら戻しておく。

左から

一番下に付いているネジがドレンプラグ
これを緩めるとキャブレター内のガソリンを抜くことが出来る。

左側の突き出ているネジがアイドリング調整ネジ
締め込むとアイドリング回転数が上がる。

右側のネジがエアスクリュー
これはパイロットジェット(後述)と一対で、締め込むと濃くなり戻すと薄くなる。
アイドリング(アクセルOFF)〜アクセル開度1/4程度に影響する。

セッティング方法
1、エンジンを始動し暖める。
2、アイドリング調整ネジを調節し1500回転程度を維持する。
3、エアスクリューを全閉から徐々に緩めていき、回転数が一番高くなったところが最適箇所。
その際全閉から1/2回転以内で最高回転数になった場合はパイロットジェットを上げ再セッティングし、
2回転以上緩めた場合はパイロットジェットを下げて再セッティングする。
これを繰り返し1/2〜2回転以内で最適になったら終了。

エンジン側から

右から

縦に2つ並んでいるニップルは冷却水ホースが、
右側の黒いニップルにはオイルホースがそれぞれ繋がる
#NSR系の京浜キャブには存在しない

下から


スロットルバルブの分解

上のフタを回して外すとこの様になります。

分解するにはバネを押し縮め、スロットルバルブに引っかけてあるスロットルケーブルを外す。
#外す前にスプリングシート(後述)がどのように取り付けられていたか覚えておく

左から
トップミキシングチャンバー周り
スロットルバルブ
スロットルバルブスプリング
上 スプリングシート
ジェットニードル

ジェットニードルには上にクリップが付いていて、クリップを上に取り付けると薄く、下に取り付けると濃くなる。
#セッティング時紛失しやすいので注意!
アクセル開度1/4〜1/2程度に影響する。

また、ニードル自体にもテーパーの違いにより数種類ある。
こちらはクリップで影響する範囲より若干高開度で影響する。

セッティング方法
ニードルの影響するアクセル開度で失速したり息つきする場合は濃く、吹け上がりが重い場合は薄く変更する。

と言われても言葉ではよくわからないと思うので、最初に一番濃い状態にセットし、ニードルが影響するアクセル開度で走行してみる。
徐々に薄くしていきトルク感と加速感が最高だと思える位置になったら完了。



余談
スロットルバルブの変更によりアクセル開度1/5程度時のセッティングが出来るが、パイロットジェットやニードルで調節してもセッティングが出ない場合の最終手段だと思っていた方が良い。

スロットルバルブの取り付け

写真は右がエアクリーナー側、左がエンジン側です。
スロットルバルブは角度が付いている方がエアクリーナー側になる。
前後逆に取り付けるとエンジン始動と同時にアクセル全開と同様の症状が出るので注意。

取り付け後はアクセルをひねり正しく動作しているかチェックする。

アクセル全閉

アクセル中開度

アクセル全開



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