質問10
ミッション練習用に格安中古で90’TZR50(3TU)を購入したのですが走行距離が長いので一度バラして見てやりたいのです
何処からやったら良いのですか

走行距離9986km
リ解
最高速90km(リアのスプロケ変更有り)
加速悪い
プラグ掃除だけで変更した事無し
バッテリー変更した事無し
エンジンかかりにくい(押しがけでやっと)
クラッチレバーがやたらに重い(手が痛くなる)
ニュートラルランプつきっぱなし
ニュートラルにチェンジ入らないというか2速に入る(ゆっくりやればちゃんと入る)
フロントサスがシール切れで柔らかいしチャプチャプいう

リ解・リアのスプロケ以外改造なし
以上です

geniysk

ページ作者の意見

以下のアドバイスは、最初の持ち主の時からメンテナンスしていないと仮定して書きます。
(”プラグは掃除だけ”など)

最初は消耗品のチェックですね。
ブレーキパッド、チェーン、一通りのオイル、などです。

クラッチレバーが重いということは、ケーブルの錆びやギアオイル(ミッションオイル)の劣化が考えられます。
とりあえずクラッチケーブルにオイルを差してみては?
簡単な方法は、クラッチレバーを握るとレバー側に引っかけてあるワイヤーが見えますが、そこからCRC556などの潤滑油を差します。(結構多めに)
お金があるならばクラッチケーブルの交換をしてもいいですね。
3000円以内で買えると思います。(メーカー純正ならもっと安いかも)

1万kmも走行しているならギアオイルの交換も必要です。
これで”加速が悪い”と”エンジンがかかりにくい”と”ニュートラルに入りにくい”が回復するかもしれません。
ちなみに加速が悪いというのは、同じ年式(または同じエンジン)の整備されているTZRと比べましたか?
その時代のバイクは、最近のバイクと比べてやはりパワー不足は感じると思います。
また、”ニュートラルに入りにくい”については、馴れの問題ということもあります。
(今までもギア車に乗っていたとしてもです)

プラグ交換はしていないという事なので、これも交換が必要です。
(新品にすれば若干高回転でのパワーの違いが体感できるかも)

バッテリーは、エンジンがかかって走るなら交換の必要は無いと思います。

想像ですが、”ニュートラルランプ付きっぱなし”は、リミッターカットが原因かもしれません。
これは、社外品のCDIにすると、速度警告灯が付きっぱなしになったりする車種もあるので、そう思いました。

白井さんからのアドバイス

>走行距離9986km

これがとりあえず問題ですね。
出来れば腰上だけでも開けて、ピストン・ピストンリングを交換してやりたいところです。

予算が無ければ真っ先に足まわりに使いましょう。
フロントフォークは要シール交換です。
これはバラさないと交換出来ないし、距離も距離なのでやっておきましょう。
やりかたについては、先にサービスマニュアル買ってきて、それを見てください。
後々これは「絶対」役に立ちますので、ぜひ買ってください。

次にブレーキ関係。
パッドはもちろん、ブレーキ液も交換しておいたほうが良いでしょう。
出来るなら、一度バラしてきれいに洗浄して、オイルシール全部交換すると、ブレーキフィールは新車同様に復活します。
シール全部そろえても3000円程度だと思います。

そしてステムベアリング、ハブベアリングのガタチェック、燈火類の点検を行ってください。
いくらエンジン回っても、足がヘロヘロでは意味がありません。

クラッチについては、やはりワイヤーが怪しいでしょう。
これは油注してもいいのですが、意外にワザが必要です。
後々考えて新品買ったほうが良いかも。

ニュートラルに入りにくいのは、クラッチワイヤーを交換して、ちゃんとクラッチ切れるように調整してやれば直ると思います。
あとオイル交換しても直らないのであれば、ミッション内部の問題ですが、これは可能性薄いでしょう。
多分クラッチの切れが悪いか、それがTZRの「味」だと思います。(笑
ページ作者:TZRというより、ヤマハの「味」かも(^^;

ニュートラルランプは、先にニュートラルスイッチを探してください。
サービスマニュアルがあればイッパツなんですが、おそらくチェーンケース開けたところに樹脂のナットみたいなのがあって、そこに線が繋がっているヤツです。
この配線を追いかけて、どこかフレームにショートしていないか調べてみてください。
元走り屋マシンはネイキッド仕様だのでメーター移動して、配線がメチャクチャなのが多かったりします。(違います?

白井雅也 masaya@ab.mbn.or.jp
http://plaza5.mbn.or.jp/~masaya/

けんおうさんからのアドバイス

最初のメンテ貧乏人編。

クラッチケーブルは、インナーワイヤーがささくれてたりせず動きが硬いだけなら、オイル差し器(かってに命名)を買ってくれば、それでcrcを注せば大抵復活します。
極端な話、アウターワイヤーが切れていてもビニールテープで巻いてオイルをさしてテープをもう一度巻き直しておけば使用に耐えます。

マフラーをはずして、中にガソリンを入れて振り、マイナスドライバー、針金や自転車のチェーンなどを突っ込んでカーボンを落とし2,3度やった後ガソリンとフラッシング剤と入れて振って2,3日放置。
組みつけのときはガスケットは新品を使うのはもちろん、液体ガスケットも使ったほうが良い。

排気ポートからキャブクリーナーを吹きかけてポートのカーボンを完全に除去。
燃焼室にも指を突っ込んで洗浄すればなお良い。
できなければピストンを上死点にあげておいてプラグ穴からキャブクリーナを吹きかける。
排気ポートからピストンの側面を見て、深い傷が入っていれば交換するしかない。
シリンダーにも傷が入っているのだからどうせ交換するならボーリング(はあと)

エアクリーナーエレメントの洗浄。
ついでにエレメントをはずしたらキャブに直接キャブクリーナーを吹きかけて洗浄する。
キャブをばらすのが面倒なときは、スロットルバルブをはずしてニードルジェット・メインジェットに直接キャブクリーナーをかければ、簡単に済ませられる。
(エアクリーナーボックスははずさないといけない)
エアクリーナーボックスのパイプをTZR125用のものに換えるという改造もあります。

ブレーキの洗浄。
まずキャリパーをはずして、ディスクの油汚れを中性洗剤などで完全に落とす。
僕は洗車ブラシを使っている。
ディスクの穴の中の汚れは割り箸などを使うと良い。
キャリパーのほうも丁寧に洗う。
ブレーキピストンの側面についている汚れはピストンの動きを阻害するので、できる限り除去する。
ガソリンなどの溶剤で歯ブラシなどを使って落とすとよい。

ブレーキフルード交換&エア抜き
リアブレーキ、シフトペダルのリンクのグリスアップ。
ここの部分がグリス切れして利きが悪かったりします。
僕の最初のNSRのブレーキはばらしてグリスアップしたら驚く程よく効くようになりました。

アクスルのグリスアップ。(とっても重要)
フロントのアクスルはよく曲がったりするので曲がってたら交換したほうがいい。
最後にはベアリングが割れる。
ウィールのほうも古いグリスを洗い流してグリスアップ。

チェーンは交換するならスプロケごと420にサイズダウンすることをお勧め。

フロントフォークオーバーホール。
オイル漏れしてなければ、オイルの交換とばねレートの調整(10円玉チューン)、それにインナーチューブが多分錆びて見苦しいだろうからその錆落しくらいしておけば良い。

タイヤ交換。古いノーマルタイヤは削れてしまうのを待ってたら、・・・・・・・・・

思いつくまま書いてみました。
フォーク、マフラーを除けば、丸1日でできるんじゃないですかね。

−いるもの−
ガソリン、エンジンオイル、フォークオイル、フラッシング剤、crc、キャブクリーナー、グリス、エンジンオイル、プラグ、タイヤ交換セット、ワイヤーのオイル差し器、歯ブラシ、洗車ブラシ、中性洗剤、液体ガスケット。
ホームセンターでまず探そう、パーツ屋で買うのはばかばかしい。

けんおう